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導入事例インタビューで想定したコメントや導入効果が得られたら、次はその内容を制作物に反映していきます。インタビューの内容をいかに魅力的に導入事例に表現するか。今回は、導入事例の制作現場に焦点を当てて制作のポイントについて解説していきます。
インタビューの内容を振り返って全体構成を考える
導入事例のインタビューは、多くが初対面の方に対して限られた時間のなかで行われます。そのため、取材においてお客様には気持ちよく話をしてもらうことはもちろん、話の内容や段取りで抜け漏れのないように気をつけなければなりません。取材に向けて入念に準備をしていたつもりが取材の場で調整不足に気づいた、といったことがないようにします。
導入事例のインタビュー後は原稿制作やデザイン、レイアウト作業に入ります。まず制作に入る前に、改めてインタビューの内容を振り返ることをおすすめします。具体的には、原稿制作にあたってインタビューで得られた情報が揃っているか、また、取材前に想定していた内容とインタビューのないように大きな乖離がなかったか、という点を確認します。そのほか、お客様の名刺情報が得られたか、お客様企業のロゴデータや写真を借りてあるかをチェックしましょう。
導入事例インタビューのなかで必要な情報が揃っていたら、今回制作する導入事例において最も伝えたい内容はどこなのか、要旨をまとめます。この点が関係者の間でズレが生じていると、原稿確認の際に大きく修正をしなければならないケースもあるので注意が必要です。
導入事例における要旨は、主に「導入効果」がそれにあたります。その後、最も伝えたい要旨を中心に、前後のストーリーラインを箇条書きで記していきます。導入事例では、「導入前の課題・背景」「導入の決め手」「導入経緯」「導入効果」「今後の展望」といった切り口で、それぞれ箇条書きで書き出すと全体構成が可視化しやすくなります。全体構成を制作会社や自社の関係者で共有できていると、その後の制作もスムーズに進むでしょう。
【原稿制作】
原稿の作成を依頼する際のポイント
制作会社やライターに導入事例の原稿作成を依頼する際は、いくつか決めておくべきポイントがあります。まずは、Webサイトやリーフレットなど、どの媒体に掲載するのか、文字ボリュームをどのくらいにするのか、文体は「〜です、ます」調の丁寧語の形式か「〜だ、である」調の言い切りの形式なのか、といった点です。
そして、制作する導入事例が誰に向けたものなのか読者像やターゲットが共有できていることを前提に、あらかじめ作成した構成やストーリーラインをもとに原稿作成を依頼します。ここでもう1つ留意すべき点が、本文全体に対して、構成のなかで書くべき要素が占める割合を決めておくことです。例えば、導入事例のインタビューにおいて導入過程が複雑で、すべてを詳細に記述しようとすると分量が多くなります。そうすると、この導入の過程が本文全体に対して分量が大きすぎると、相対的に導入効果のウエイトが小さくなり訴求ポイントが見えにくくなってしまいます。
- どの媒体に掲載するか:Webサイトかリーフレットか
- どのくらいの文字ボリュームにするか:文字数の決定
- 本文の文体はどうするか:「〜だ、である」調、「〜です、ます」調
- 構成における各要素の文字分量やバランスはどうするか
原稿が上がったらチェックすべきポイント
制作会社やライターから原稿が上がってきたら、まずは、原稿があらかじめ決めた要旨や構成・ストーリーラインに沿って書かれているかを確認します。併せて、導入事例において訴求すべきポイントがぶれていないか、文章表現が適切かをチェックします。
また、導入事例の本文内でファクトデータが扱われる場合、原稿確認の段階で出所や出典が明確になっているかに気を配る必要があります。導入事例において、本来掲載に確認が必要だったり、そもそも出典となるデータ自体が正確性に欠けていたりすることのないようにします。さらに「業界最高」「第一位」「No.1」などの表記には、基本的には根拠を示しておくとよいでしょう。
【デザイン・レイアウト】
リーフレットへのレイアウトは図版の位置や文字送りに注意
原稿が上がったら、テキストデータもとにデザインやレイアウトの工程へ進めます。Webサイトやリーフレットなどの掲載媒体によって注意すべき点は異なりますが、特にリーフレットへのレイアウトにおいては、テキスト原稿の文字送りに注意します。行によっては文字が詰まりすぎていたり、不適切な箇所で文字が改行されていたりした場合、是正します。特にお客様のお名前の途中で改行されないよう、できる限り気を配るようにしましょう。
また、本文に沿ってお客様の顔写真の位置が適切か、説明の役割を果たす図版の位置が適切かなども確認します。本文で説明されている図版が別のページに配置されている場合は、読者にとって読みにくくなるので留意します。
まとめ:お客様に初稿を提出する前に
これまで、導入事例インタビュー後の制作過程において、チェックすべき点を見てきました。指摘した内容は、基本的に制作会社で請け負う部分が多くありますが認識を合わせる目的で留意すべき点を掲げています。
また、昨今では生成AIの技術も格段に向上しています。お客様に初稿として原稿確認を依頼する前に、ChatGPTやGemini、Claudeなどの生成AIツールで校閲をかけると適切に確認が返ってきます(場合によって返答に誤りがあることもあります)。生成AIの力も借りながら、導入事例のクオリティを高めることができる可能性もあります。
お客様に原稿確認を依頼する際は、あらかじめ必要な確認期間を調整しておきます。イベント開催のため多忙な期間での確認など、お客様側の都合で確認期間に開きが出ることもあります。その一方で、自社イベントで導入事例を使いたいという目的で、自社から時期を決めて依頼することもあるでしょう。自社やお客様企業との事情を加味して、綿密にコミュニケーションをとることが、スムーズな導入事例の進行につながります。
