=== === 導入事例ガイド・準備編|事例インタビュー依頼のポイント – 株式会社トリゲート
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導入事例ガイド・準備編|事例インタビュー依頼のポイント

ユーザ導入事例制作における目的や想定するストーリーの策定ができたら、実際にお客様に事例インタビューを依頼します。その際、依頼のマナーや手順を間違えると、ユーザ企業への信頼を傷つけてしまいかねません。本記事では、ユーザ企業へ事例インタビューを依頼する際のポイントを解説していきます。

事例インタビューをお願いする前に

実際に導入事例を制作する前に、どんな目的でどのようなストーリーを想定しておくことが重要です。導入済みのユーザ企業が当時抱いていた課題と、自社製品・サービスによって導いた解決策や効果、得られそうなエピソードを書き出したうえで、これから依頼するお客様を検討します。

そして、事例インタビューを依頼する前に、導入事例の制作開始から完成までの大まかな流れも把握しておきましょう。導入事例インタビューから校了までは、概ね1カ月半から2カ月です。

導入事例の制作開始から完成までの流れ

  • インタビューするユーザ企業の選定
  • ユーザ企業に取材インタビューの依頼
  • 制作会社にオリエンテーションの実施
  • 取材日の調整/取材当日の準備
  • 取材インタビューの実施
  • 原稿制作/デザインレイアウト
  • 制作開始(原稿制作→リーフレット/Webデザイン)
  • 初校(プレビュー)の確認・チェック
  • 修正内容の確認
  • ユーザ企業への確認依頼
  • 修正対応/制作会社へ依頼
  • 修正反映の確認/ユーザ企業へ最終確認の依頼
  • 校了/納品

事例インタビューを依頼するユーザ企業の選定

ユーザ企業にインタビューをお願いする場合、導入事例の目的やストーリーに合わせて最適なお客様を選定します。その場合、できれば複数のユーザ企業に声をかけておくことをおすすめします。知名度の大きな企業にインタビューを受けてもらえると事例としての注目度も向上しますが、自社が設定した導入事例の目的やストーリーに合った、協力的なユーザ企業から調整を進めるとよいでしょう。

事例インタビューの依頼自体は、お客様にとって窓口となるメンバーに担当してもらうと話が進みやすくなります。なぜなら、対象になる案件の内容を把握している点に加えて、お客様担当者とも強い関係性ができているからです。そして、窓口となるメンバーとは導入事例を依頼する趣旨や導入事例への理解などあらかじめ情報連携しておく必要があります。

また、依頼のタイミングは、案件完了時に限らず、場合により受注前にコストダウンとの引き換えにお願いするケースもあります。自社製品・サービスのプロモーションを俯瞰的に捉えて、依頼するタイミングを図ります。

事例インタビューの依頼時に押さえるべきポイント

事例インタビューを依頼する際は、依頼内容を端的に記した「取材依頼書」を活用すると効果的です。ユーザ企業にインタビューに協力してもらうにあたり、導入事例の趣旨や掲載媒体、活用範囲、取材から制作までの流れなどを端的に記載します。

取材依頼書の記載内容

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■取材依頼書のひな形サンプルはこちら(.docx形式)

ユーザ企業にもメリットが出るような仕組み作りを

事例インタビューは、ユーザ企業に協力してもらうことが前提です。依頼の過程でユーザ企業から、実施に向けた条件や要望が上がることも少なくありません。挙がった条件や要望には真摯に対応し、ビジネスを継続していくうえでユーザ企業にもメリットが享受できるように考慮していくことが重要です。例えば、制作する導入事例のなかで、ユーザ企業の紹介エリアを目立つようにする、あるいはお客様が展開する製品・サービスの紹介枠を設けるなど、結果的にユーザ企業のビジネスを加速させるような施策も念頭に置いておくとよいでしょう。